6月に入り梅雨を迎えようとしています。
弊社の基幹工事である防水工事は、天候に大きく左右されるのですが、こういう時期だからこそ
慌てずに、準備を怠らず丁寧な仕事をしていきたいと思っています。
さて、今回ご紹介させていただくのは、橋の架け替え工事に伴う橋面防水工事です。
この現場は九頭竜川に架かる橋梁(布施田橋)で、福井県内で1番長いそうです。
今年中には開通されるらしく、その後60年間利用されていた今までの橋は, その後
役目を終えるとのことです。
施工箇所(歩道部)
鋼床版ということで、
今回は2つの工法で施工しました。
①アスファルト塗膜系防水(ポリアスコートⅡ工法)
・継ぎ目なく、耐久性・耐候性に富む防水膜を形成する。
②改質アスファルトシート防水(常温工法)
・均一な防水層を確保する事ができる。
ナットなど突起物の部位は①アスファルト塗膜防水それ以外を ②のシート防水で施工しました。
[防水の施工後、アスファルト舗装がされています]
橋面防水は、雨水を床版内部に浸透させないのが目的ですが、古い橋梁には防水工事がされて
いません。その為、鉄筋・鋼材の腐食・コンクリート劣化がすすんでいるものが多く見受けられます。
その他、建設当時に比べ交通量が増えたり、車輛の大型化・積載物の増大など、様々な要因で橋構造
にも多くの影響をもたらせているようです。
(全橋で防水工事が行われるようになったのは、2002年と最近の事です。)
株式会社明光建商 福井支店 係長 来馬智彦
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